現在使っているスピニングリールの調子が悪くなってきたのです。
かなり年代物のリール(トーナメントZ2500SiA)なので、仕方がないのですが、大事なヒットの瞬間にハンドルがぐりんぐりんと逆回転してしまうのです。(ちゃんとメンテすれば直るらしいですが)
ものすごく慌てます。
同じあるある体験した方もいるかと思います。
そういえば、大昔、使っていたリールを使えないかと、下駄箱の中から出して、チェックしてみました。
いちばんシーバス釣りに夢中だった頃に使っていたリール
90年代後の頃、私がいちばんシーバスフィッシングに夢中だった頃に使っていたリール。
ブルーメタリックの塗装で今見てもなかなかカッコいいじゃないですか。
健忘症で、下駄箱から出して写真を撮りましたが、それでもまだ、このリールの正式名称が思い出せませんでした。
スプール受けに部分に
「GYRO SPIN」
と、文字があります。
ジャイロスピン ?
このリール、こんな名前じゃなかったはず。
反対側には
「INFINITE」「ANTI-REVERSE」
と、あります。
インフィニティだったかな?
アンチリバースは、もちろん違う。
「INFINITE ダイワ」で検索してみても、このリールが出てきません。
通勤中の電車で、あれやこれやとダイワのリールについて検索していると…。
思い当たる機種名が!
そうだ。エンブレムだ!
このリールは、
エンブレム-Z だ!
シルバーのスプールをよく見てみると、完全に機種名の印刷が剥がれてしまっています。
わずかに、「T」の文字が残っています。
このリールは
エンブレム-Z 2500iTだ。
古すぎるのか、ネットでも詳しいスペックなどは見当たりません。
あなたも当時、使っていましたか?
今見ても、デザインといい色といいなかなかカッコいいですよね。
私は当時(2000年前後)、主にこのエンブレム-Z 2500iTをシーバス用に、
シマノのツインパワー2000を、バスと海のライトゲームに使っていました。
電車釣行で漁港巡りをする時は、リュックに2つのリールを入れて出かけました。
エンブレム-Z 2500iTは、「トーナメント」シリーズのひとつ下のグレードに位置するモデルだったと思います。
私には、トーナメントシリーズは、高価すぎて、買えませんでした。
というか、あまりに高価なタックルを使うと、大胆な攻めができなくなるんじゃないか?
なんて考えていたのです。
高いリールだと、コンクリートの上や、ゴツゴツした岩の上に、ポンとタックルを置いて、魚を撮影する。なんて時にも、気を使いすぎて釣りが楽しくないな。なんて考えていました。
ドデカコンパクト以前のリール エンブレムZ2500iT
このリールは、ダイワの「ドデカコンパクト」の逆テーパースプールのスピニングリールが発売される、ちょっと前の製品だったと思います。
でも、このリールでも、キャストの時に、ラインがドバーッと一気に出て行くようなことはなかったと記憶しています。
ツイストバスター登場
ちょうどこのリールの世代の上位機種、トーナメントシリーズからエンブレムなどの下位のモデルにも、
「ツイストバスター」と名付けられた、糸ヨレ防止機能が開発、採用されました。
ラインローラーに溝が付いていて、ラインを巻く時に、ラインを捻りながらスプールに巻いていくという仕組みらしかった。と思います。
店頭にリールが並んでいる時は、映画「ゴーストバスターズ」をパクったような「ツイストバスター」のマークのタグ(駐車禁止のマークっぽいやつ)が付いていました。
このツイストバスターの効果はあったと思います。
ABUのスピニングリール
このエンブレム-Z 2500iTを使う前に私は、ABUのスピニングリールの「シュープリームなんちゃら」というのを上州屋で購入し、悦に入っていたのですが、ラインローラーはただのラウンドしただけの金具でした。
このABUのスピニングリールで釣りをするとあっという間にラインがヨレるのでした。格好は良かったんですけどね。シュープリームなんとか。
美しいブルーメタリックボディーのリール エンブレムZ2500iT
エンブレム-Z 2500iTの色、美しいブルーメタリックボディーです。
このリール、金属製かと思いきや樹脂製です。たぶんABS樹脂製だと思います。
1度分解したことがあるのですが、内部の重要な部品がプラスチックだったりした記憶があります。
「トーナメントシリーズ」との価格の差は、こういうパーツの材質の違いでつけているのだなと感じました。
リールの構造自体は、同じ?なのかなと。
思い出という自分だけの付加価値が付いたリール
今回、写真を撮影するのに、まじまじとこのリールを見て、
これも、使い倒したなぁと感じました。
スプールに印刷された品名はほぼ消えて、Tだけが、わずかに残っています。
その品名の下には、何号で何メートル巻けるかの表示が、書いてあったのが、分かる人だけにしか分からないほど擦りきれた状態です。
ほぼ20年前のリールですが、自分のルアーフィッシング全盛期の品ですから、思い出はたくさん詰まっています。
この春は、このリールを使ってみようと思ってます。
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