オカッパリは岸際に立ってはいけない事を改めて痛感した多摩川

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2000年前後、多摩川にはラージマウスバスが多くいました。

最近は、スクールしているラージマウスバスの姿を見ることはなくなりました。

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1999年、突然増えた気がした多摩川バス

きっかけはニュースステーション

今回のお話は(も)、現在の多摩川オカッパリバサーの方々の参考になるかわかりません。最近そのポイントを見に行ったら、流れが変わってしまっていて、岸際はゴミだらけ、水はドブのような水質になっていました。

当時、テレビ朝日の報道ステーションの時間帯は、久米宏さんのニュースステーションが放送されていました。その中で半期に1度くらい多摩川を紹介するコーナーがありました。

多摩川縁に住んでいらっしゃる、ガサガサで有名な、中本賢さん(アパッチけんさん)が多摩川を毎回紹介するコーナーです。

私はその頃、釣り番組のルアー釣りの回は録画して貯め置きしていたのでそのニュースステーションの多摩川紹介も、釣りの役に立つと思い、すかさず録画ボタンを押したのです。

中本賢さんはそのコーナーで多摩川の中流で投網をかけていました。そこは見覚えのある風景です。

東急ゴルフ場のいくらか下流、武蔵工大(現・東京都市大学)の向かい辺りです。

そこで、中本賢さんのぶん回した投網の中には、なんと、ナイスなサイズのブラックバスが入っていました!

それまでも、ガス橋付近や多摩川ゴルフ倶楽部の下でバスを釣った事はあったのですが、とてもとても厳しい苦行のような釣りでないと1尾を手にする事は出来ませんでした。(下手くそだっただけかな)

しかし、そのニュースステーションのバスの映像を見て、「ちょっと行ってみっか!」となったわけです。

真冬にいいサイズのバスが溜まっていた

テトラ際の深みにテキサスや常吉を落とす

このブログを読んでいる方にもこの当時(2000年頃)、この辺でバスを釣った事がある方がいるんじゃないでしょうか。

その場所だけがコンクリートブロックでスロープ状に護岸されており、川にはテトラが並べられています。

そのテトラ際は、想像するに人の背丈以上の深みになっていて、そこにテキサスリグや重めのシンカーの常吉リグを落とし果てしなくシェイクすると、グッドサイズのバスが釣れたのです。

友人にそれを伝えると、彼も50センチ近いバスを釣りました(しかし彼は駐禁切符を切られて撃沈W)

多摩川は毎年増水時に川の流れが変わります。当時はそのテトラ周辺は勢いよく水が流れていて、真冬でもバスがルアーを追ってきました。

ストラクチャーあり深みも浅瀬もあり、緩い流れあり。

とはいえ、坊主の方が多かったのですが、行けば何かしらの反応があったり、ちらっとバスを発見できたりするので、やめられなくなってしまうのです。

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↑当時はここを水がガンガン流れていてバスがよく見られました 2015.10.21撮影

誰かが集中的に放流したのか?急にバスが増えた2000年

バスは原付が大好き

2000年にはバスが急に増えたような記憶があります。 私が頻繁に通いだしたからだけかもしれませんが。

その頃は、もう15分川面を眺めていたら必ずと言っていいほどバスが発見できる状態でした。バス達は元巨人軍グラウンドあたりから宮内付近までをスクールしているようなのでした。

崩れた護岸近くで大きなヘラブナと一緒にステイしているバスもいました。

多分、地元で釣りをしたいバサーが霞ヶ浦や北浦に釣りに行くたびに持ち帰って放流したのではないかと思っています。

例の中本賢さんが投網をしていたテトラのポイントには、スロープ下の岸際に、不法投棄された原付スクーターが見える形で沈んでいました。

釣りに行くと必ずと言っていいほどバスがその原付に着いているのです。

スクーターの足を置く部分がバスのお気に入りの場所のようでした。皆さん、沈んだバイクは狙い目のポイントですよ。

私は鶴見川の新羽橋でもバイクに着いたバスと知恵比べした事があります。

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↑ここにスクーターが捨てられていて、いつもバスが着いていた

このポイントで学んだ事は、スクーターに着いているバスと知恵比べするにしても、スクールしているバスを相手にするときでも、岸際に立ってはいけないという事です。

まさに漫画の釣りキチ三平に出てくる毛鈎山人の如くスロープの上の方から気配を消してワームを落とすのです。

スクールしているバスに対しても同様、バスを発見したら、すかさず隠れてバスの斜め後ろに回り込みます。

そして気づかれないようにバスの視界の斜め後ろにノーシンカーを落とします。すると、ヒラヒラ尾びれを揺らして泳いでいるバスはUターンしてハフッとワームを咥えるのです。

これで随分いい思いをしました。

その後、私はゴルフに浮気して、釣りを少し離れてしまいました。現在の多摩川はスモールマウスバスが随分増えているようですね(私も3、4尾釣ったことがあります)。

2000年頃のラージマウスバス達が子孫を増やしていれば、今も、もっと居てもいいようなものですが、そうでもない事を考えるとラージの増えない要因がなにかあるのでしょうね。

え?そんなことない?沢山いる?

思い出

このポイントで、中学生バサーに、釣ったバスを持っている自分の写真を撮ってもらったのですが、その中学生たちに「おじさ〜ん」と呼ばれてショックを受けた15年前の自分です。

現在は「初老」に向かって進行中です。

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2000年の夏の思い出

追記 2015.11.30

ちょうどこのポイント辺りに、以前から計画されていた橋が架かるそうです。2016年着工の予定です。この工事は多摩川に、そして多摩川の魚たちに、どのような影響を及ぼすのでしょうか。

90年代初頭に丸子橋の工事があった時は川の中の工事用足場に向かってワームをキャストした思い出があります。川の生命力を削がないように工事していただく事を願うばかりですね。

余談ですが、橋が完成したら、サッカーの川崎フロンターレの試合を東京側から見に来やすくなりますね。

2019年になって、やっと工事が始まったようです。

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