マハゼは11月下旬に川の中流で釣れてもいいのか?(多摩川にて)

2018年11月5日と19日、多摩川の二子玉川付近でマハゼが釣れました。

まだこんな中流に居て、深場に落ちるの、間に合わないんじゃないですか?

マハゼさん!

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河口からおよそ16km、11月下旬にマハゼが釣れました。

11月は暦の上では秋です。

夏から秋がハゼ釣りの釣り期と言われていますから、11月19日にハゼが釣れても、何もおかしくはありません。

しかし、今回ハゼが釣れたのは、多摩川の河口から16キロ地点の二子玉川付近だったので、チョット驚いてしまったわけです。

マハゼよ!こんな中流まで来て、深場へ移動できるのか?

マハゼは、冬になると、水深10mほどの深場へ移動すると言われています。

水深10mの海域は、東京湾ではどのあたりなのでしょう?

昔、東扇島の岸壁で釣りが黙認されていた頃、冬に良い型のハゼを釣った記憶があります。

あの辺は水深10m以上あったはずです。

ちょっと調べたところ、水深10mの海域は東京湾奥からそれほど沖というわけではないようです。

しかし、11月19日は、晩秋です。

もう冬はそこまで来ているというのに、河口から16kmの地点の川の中流から、東京湾の水深10m前後の沖まで帰って行けるのでしょうか?

鱸(シーバス)のような遊泳力のある魚なら半日もかからずに、15、6kmの距離を泳ぎ降ることは可能ですが、マハゼは、底を跳ねるように移動する魚です。

ハゼの無事な帰郷を心配する私。

二子玉川のハゼがマハゼじゃない可能性を探ってみる

川に棲息するハゼの仲間で、マハゼと間違うようなそっくりなハゼはいるのでしょうか?

私の勘違いで「マハゼじゃなかった。」なんてことも考えられます。

調べた結果

マハゼとそっくりなハゼの仲間に、

「ウロハゼ」

というのがいるのが分かりました。

しかし、今回釣れたハゼの画像と見比べてみると、やはり違う。

ウロハゼは、マハゼと違って

  • マハゼより下顎が出ている
  • 鱗がマハゼより大きい
  • 淡水域に入るのは稀である

ということです。

↑今回釣れたのは、やはりマハゼです。ウロハゼのように下顎が出ていません。

多摩川のタマゾン川化が原因か?

多摩川中流域の流水は、半分から2/3が下水処理水という現状です。

下水処理場は、処理水を季節に合わせた水温で排水しているかどうかまでは分かりません。

しかし、多摩川中流では、処理水の影響で、冬に水温の下がりきらない流域があり、本来は生きられない熱帯魚などが、冬を越して生き長らえている場合があると聞いたことがあります。

多摩川が「タマゾン川」と呼ばれる要因のひとつです。

この下がりきらない多摩川中流の水温の影響で、遡上して来たマハゼが、

「俺たち、まだ海に帰るのは早いよな」と勘違いして、二子玉川付近に居据わり続けているという見方もできます。

それか、私の勘違い。

マハゼは、晩秋でも、河口から16キロ付近なら普通に棲息している。

それだけのことだったりして…。

しかし、「二子玉川とマハゼ」が、私にはミスマッチに感じてしまって…。

11月19日の釣行の詳細

11月19日、中流域でマハゼが、釣れた記録を釣行記として残しておきたいと思います。

本当は小鮒を釣りに行ったのです。

前回の釣行(11月5日)から実践している、

「自分でミミズを採取して釣りをする」

を敢行。

関連記事

釣り餌のミミズは自分で採るほうがお得です(多摩川にて)。

河川敷グラウンドを掘ってミミズを10匹ほど調達。

前回のポイントとは違うテトラポッドの並んだ、その間の流れの緩いポイントにシモリウキの仕掛けを振り込んでみると、

小鮒はやはりいません。

釣れたのは、

チチブでした。

チチブはテトラやコンクリートの壁面が好きなようです。

小鮒はいないと判断して、200mほど下流へ移動しました。

小さな放水路のインレットを覗くと、細長い魚がヒラを打っているのが見えました。

小鮒じゃないけどまあいいやと思い、再びシモリウキ仕掛けを投入!

すると、釣れたのはやはり、

ウグイくん

シモリウキウキがつつーっと引っ張られるのを見るのは楽しいものです。

シモリウキのウキ下を調節して、

「オモリはそこに着かず、しかし、エサはそこに着く」

というセッティングにしてみました。

これで、7〜10秒あたりがなかったら、数センチ浮かしながら少し動かす。

という戦法を取ってみました。

すると、

マハゼちゃんです。

まだ、いていいのか?!ここに!

その後、小さなマハゼを追加しました。

この時期に5〜6cmくらいのマハゼってありうるだろうか?

もしかしたらウキゴリかもしれません。

でも、見れば見るほどマハゼなんだよなぁ。

ハゼクラ、ハゼスプーンの真似をしてみたが…

翌日の11月20日、1時間だけ時間が空いたので、もしやハゼクラがこの中流でできるかも!

と思ったのですが、 ハゼクランク持ってなかった…。

で、タックルボックス漁ったらこんなもの達が出てきたので、これにトラウト用マイクロスプーンとエコギアパワーシラスを追加して、1時間にかけてみました。

で、結果は…。

釣れませんでした。

これで釣れたらドーパミン出まくりなんですけどね。

こうなったら、いつまで、この辺りで、ハゼが釣れるのか、来週もやってみるか!

という気にさせられます。

本当は小鮒狙いなのですが。

小鮒は、ネット情報によると、少し上流の「野川」にはいるらしいのですが、川崎漁協の年券で、釣りはできるのでしょうか?

とりあえず、私は川崎側で頑張ろう。

追記 11月28日にも二子玉川(川崎側)でハゼ狙い

ハゼが釣れた翌週の11月28日にも、チャレンジしてみました。

結果は、

ハゼは釣れませんでした。

先週ハゼが釣れた場所は、水が澄んでそこまで見えたのですが、ハゼは目視できませんでした。

保護色で見えない可能性もあるので仕掛けを振り込んで見ましたが、ハゼは釣れませんでした。

ついに、海へ向かったのだろうか。

無事に深場まで帰って子孫を繋いでくれと思った次第です。

追記 2019年10月9日 ハゼは二子玉まで遡上しているのか調査釣行

2019年10月、シモリ浮き仕掛けにミミズ餌で、同じポイントでハゼがいるか調査しました。

この時期にいいサイズのハゼがいれば、こんな中流でハゼクランクもできるかも、なんておもったからです。

で、結果は?

釣れました。

たぶん真ハゼ。

小さすぎる、ハゼクラは無理か!

でも、今年も、こんなとこまで遡上してます。

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