塩釜、いい街です。
国道45線の多賀城市との境界あたりからママチャリで、ゆっくりと下り坂を降りて行くと、あっという間に塩釜港に到着します。
塩釜港は、松島湾の湾奥に位置します。
決して水質は良いとは言えませんが、ここも俗に言う、
「昔はよく釣れた」地区です。
(私が知らないだけで今でもよく釣れるのかな?)
昭和40年代の宮城県の塩釜港。
初めての釣りの体験は、小1の時だったと記憶しています。場所は塩釜港。
父と兄のハゼ釣りについて行きました。自分は見ているだけでしたが。
それが釣りとの出会いでした。日本の高度成長期の終わりの時期ですね。
港内の水質は良くなかったと思います。(ゴジラ対ヘドラの時代です)
でも凄く釣れたんですよあの時代。
父と兄で釣ったハゼはでバケツ満杯になる程でした。
現在のほうが、法律も整備されて、水質は良くなっているはずですが…。
今もいい季節に行けば、あの頃のように釣れるのでしょうか?別に釣りの名所でもないありふれた岸壁です。
2016年1月 40年前に初めて釣りに来た塩釜港を訪ねた
秋にはネウ(アイナメ)もけっこう釣れました。
ブラクリなんてモノは知る由もなく、ナス型オモリに丸セイゴ鈎の仕掛けで、岸壁際で仕掛けを底まで落として上下に動かすだけで。(その後、四半世紀が過ぎた頃、夏休みに帰郷した折、ジグヘッドにグラブの組み合わせでセイゴが釣れてくれました。)
塩釜港のネウ(アイナメ)の変わった釣り方
その当時、塩釜港のアイナメ釣りで変わった釣り方がありました。
塩釜港の岸壁近くのコンクリートの路面には、たぶん雨水を逃すであろう直径10センチほどの穴がありました。(今もあるかはわかりません)
その穴に釣り糸を垂らしてアイナメを狙うのです。岸壁がえぐれているので、ヘチ釣りにならないので、岸壁から下がった位置にあるその穴から釣りをするのです。
大物が掛かったら穴の直径を考えると抜けないはずなのですが…。
塩釜港の釣り場としての評価
お隣の、七ヶ浜の釣り場や仙台港と比べると、松島湾の奥の奥に位置する塩釜港は、決して水通しが良いとは言えず、魚影が濃くはありません。
しかし夜にはハモ釣りなんかもできます。
父に連れられて、サンマをエサにしてハモを狙ったのですが結局釣ることはできませんでした。
塩釜港で釣れる主な魚
- ハゼ
- シーバス
- カレイ
- メバル
- ネウ(アイナメ)
- オオガイ
- ハモ
- ソイ
自分だけのポイントを探したり、私のように、偶然、「間違って釣れた」驚きが好きなアングラーには面白い釣り場だと思います。数じゃないんだ。
幼い日に初めて釣りに行った塩釜港。
津波の被害に遭いましたが、また機会があればいい時期に訪れてみたいものです。
※宮城県の公式ウェブサイトによると塩釜港の岸壁はほぼ釣り禁止ということになっています。
こんなんじゃ、地域の人々の釣り文化が全く育たないし、少年たちが海釣りに触れる機会がなくなってしまいます。
地元の釣具店の経営も成り立ちません。
悲しいことです。
とはいうものの、メディアでは、最近の岸壁釣りの釣果レポートが出ていたりいます。???
ん〜〜。
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