多摩川、新二子橋近くでニゴイ釣り

多摩川にニゴイが生息していることを知ったのはいつの頃だったろう。

20年以上も前、二子玉川を訪れた時、旧二子橋を降りた、すぐ近くの「兵庫島」にある看板、

「多摩川に棲む生き物たち」

の中の「魚」のところに「ニゴイ」と、絵とともに載っていました。

その後、私は多摩川の近くに住むことになり、ルアーでのナマズ釣りやバス釣りをするようになってから、何回か、ルアーで、中型のニゴイは外道として釣ったことはありました。

今回は、2020年9月30日、新二子橋の近くで、エサ釣りで小型のニゴイを数釣りした日の記録です。

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多摩川にはニゴイがたくさんいる!

多摩川は、「タマゾン川」の異名をとるほど、外来魚やらなんやら、いろんな魚が住んでいる川、というイメージを持っている方もいるかもしてません。

でも、多摩川の二子玉川前後で、休日にウキを垂らして、何か釣ってやりましょう、となると…

そんなに釣れない。(私だけかも)

まあ、釣れないから面白いってのもあるんですけどね。

私、思い出してみると、釣れた魚が、ビクやバケツにいっぱいになって、

「今日はいっぱい釣れたな〜!」

という表情で、ビクやバケツから、ドバドバっと大漁だった魚たちを川へリリースした。

という思い出が無いのです。

あなたはそんな大漁の記憶ありますか。

私は、5、6歳の頃、父と兄が宮城の塩釜港でハゼをバケツいっぱいに釣ったのを見ていたという記憶だけです。

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そんな大漁感覚を、今回、ニゴイちゃんで味わうとは…。

そう、多摩川の二子玉川近くで小型のニゴイを数釣りしたのです。(幾らでも釣れるので、大漁になる前に納竿しましたが)

本当は、ニゴイじゃなくて、マブナを釣りに来たのです。

私のひとつの目標は、

「多摩川で小判くらいのマブナを、飽きない程度に釣る」

ことなのですが、何年も叶えられていません。

マブナってやっぱり、小川や田んぼのホソなどじゃないと、なかなか釣れないっぽい。

でも、多摩川のような大きな川でも、テトラの穴なんかに、小さなマブナがいると思ってチャレンジしているのですが、まったく見当たりません。

20年くらい前に、二子玉川付近にもテトラ横に深みがあった頃、1尾だけ15cmくらいのマブナを釣りました。

あとは、下流のガス橋下で、リールのブッコミ(アオイソメ餌)でなぜかマブナが釣れたことがあります。

今回も懲りずに、対岸の東京側のテトラの間にマブナがいるんじゃないかと行ってウキを垂らしてみたのですが、全く魚の気配なし。

テトラの間に、メダカより小さな、なにかの稚魚がいるだけ。

チラッとスモールマウスバスが泳いでいくのを見ました。

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平瀬川との合流近くに、小魚の群れを発見!マブナ?


東京側のテトラを諦めて、旧二子橋を渡り、川崎側へ戻り、

新二子橋の下をくぐり抜け、マブナのいそうなポイントを探してみました。

川崎側の平瀬川合流より下流の流れは、2019年の台風19号で流れが止まってしまいました。

逆に、止水系のマブナなんかが溜まるんじゃないかな?

と考えたのです。

平瀬川の合流点の少し手前の水辺を偏光グラスで覗くと、10cm前後の小魚の群れが!!

おおっ!!!

マブナか!?

いや、ちょっと細長いな。

いや、マブナにも細長いのはいる。

小魚の魚種は判別できなかたのですが、中層にも、底のほうでヒラを打っているのもいる。

ウグイ?鯉っこ?

やっぱ細いよな…。

さっそく、玉ウキ仕掛けを落としてみました。

今日は、時間を省くため、前日に上州屋で買ったミミズがエサです。
(いつもは、横の原っぱの土を掘ってミミズを取っています。)

さっそくウキにアタリが!!!!

心地よいウキの引っ張れれる光景!

これが浮き釣りの楽しさ!!!

で、で、で、

釣れたのは、

なんだ、この口もとは???

ニゴイちゃん???

この10cm前後の群れはみんなニゴイなのか!!!

なんでニゴイだけが、こんなに!!!

仕掛けを放り込むたびに、直ぐにウキにアタリがきます。

この時、思ったのです。

ニゴイでも良いから、あの

ビクいっぱいになった魚を、「今日はよく釣れたな」と

ザザーっとリリースする快感を味わえると。

でも途中でやめました。

今日は他の釣りもやる予定だったのです。

  • 鮎ルアーの友釣り。
  • 中流でのハゼクランク。
  • そしてリバーシーバス狙い。

日没までにこの3つの釣りもやるつもりだったからです。

ニゴイの群れを解析

川崎漁協さんのページの解説によると、今回私が釣った10センチ強のニゴイの群れは、生まれてから1年と2、3ヶ月という魚と思われます。

産卵期が4〜7月ということで、

去年の10月の台風19号と、産卵期が重なっていないことが、

こうしてニゴイの群れを見ることができる理由なのでしょう。
(私は部屋が床上浸水に見舞われました。)

2019年、産卵期と台風19号が重なってしまったため、2020年のアユは、絶不調です。

なんと今年の8月に川崎漁協さんは、アユの成魚放流をしたそうです。

ちなみに、川崎漁協さんでは、アユやヘラブナは多摩川に放流していますが、

ニゴイは放流していないようです。

放流されていないのにあれだけ群れているということは、その生命力、生息力に感心させられます。

ザ・フィッシングで村越さんが狩野川の汽水域でシーバスの外道でニゴイを釣っているのを見た記憶があります。

私は津久井湖で、バスが釣れず、土を掘ってミミズを見つけてジグヘッドにミミズをつけて投げたら、ニゴイが釣れたことがありました。

上流のダムから、河口近くまで生息できるニゴイ。恐るべし。

しかし、釣れても喜ばれない魚として上位を争うかもしれません。

今回も、これがマブナだったらよかったのにと…。いやゴメンね。ニゴイちゃん。

満足するくらいの数のニゴイを釣ってプラケースにたまったので、

ザザーっと川にリリース!

これです。

「今日はよく釣ったなー。」

の気持ちよさ。

(そんなに釣ってない。でもそんな快感。)

この後、

  • 鮎ルアー友釣りーーー釣れず
  • 中流域ハゼクランクーーー釣れず
  • シーバスーーー釣れず

でしたが、

少し下流で、ミミズエサで、ウグイと真ハゼが1尾づつ釣れました。

二子玉川まで、やっぱり真ハゼは登ってきます。

ニゴイ釣りに使ったタックル

竿:2.7mの渓流竿(万能竿)
仕掛け:市販の玉ウキ小物釣り仕掛け
エサ:上州屋で買ったミミズ(レギュラーサイズ)
場所:多摩川。平瀬橋人道橋のちょっと下流。
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