多摩川のサクラマス釣りを考える

多摩川でサクラマスが、しっかりとした釣りのターゲットになるほどの釣果が上がる日がきたら、どんなに素晴らしい事でしょう。

あなたは将来そんな日が来ると想像できますか?

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多摩川のサクラマスに憧れて

多摩川上流にはヤマメが生息しています。

ヤマメとサクラマスは同一種ですから、上流域にヤマメが生息していれば、サクラマスが居ても、何もおかしくない、むしろ、居るのが自然な事と考えられます。

もし、多摩川で、サクラマスが狙って釣れる対象魚となれば、釣り人にとって、この上ない魅力的なターゲットとなるでしょう。

多摩川にサクラマスはいるのか

現在、多摩川にサクラマスはいるのでしょうか?

太平洋側の関東地方では昭和初期(1927 年(昭和 2 年)から 1931
年(昭和 6 年))に、多摩川で平均 2.5 トン、相模川で平均 0.6 トン、酒匂川で平均 0.6 トンの鱒が漁獲されていた 15)。
III章 サクラマス等の利用 – 日本水産資源保護協会

ということですから、上流に小河内ダムが出来るまでは、普通に生息していたのでしょう。

そしてダムの完成と取水、堰のコンクリート化が進み、川は汚れ、昭和40年代初頭にはサクラマスは姿を消したということです。

私自身は、多摩川どころか、本物のサクラマスに1度もお目にかかった事がありませんwww

しかし、現在の多摩川にサクラマスがいるのは確かなようです。水産試験場が堰に設置したカメラに写っていたり、網にかかる事がありますので、居る事は確実です。

平成3年に調布取水堰でその遡上が確認されて以来、毎年5〜6尾が調査の網に入っている。(釣り人1999年4月号より)

インターネットを徘徊すると、結構な多摩川サクラマス情報が出てきます。しかし、釣り人が実際に多摩川で釣った画像付きのサクラマスの情報となると、ほんとに僅かなものしかありません。

サクラマスで有名な九頭竜川その他の河川でも、そんなに頻繁に釣れる魚ではない事を考えると、この情報の少なさは妥当と言えるでしょう。

釣った事を知らせたいけれど知らせたくない心理

もしかしたら、多摩川のサクラマスは密かに、結構釣られているのかもしれません。

しかし、渓流釣りやサクラマスの釣りなど、貴重な魚の釣りでは、マイポイントを公表したくないという心理が働きますよね。

特に渓流。

釣った魚は自慢したいけどポイントを公表してしまった後の事を想像すると…。

分かります。

私もこのブログで釣り場の記事を書いていますが、皆さんが行った事があるような場所ばかり書いていますが、渓流の場所を書くとなるとやっぱり躊躇してしまいます。

そんな気持ちと一緒で、人知れず多摩川でのサクラマス釣りを楽しんでいる人がいるかもしれません。

いや、いるでしょう確実に。

私も、中流でシーバスやナマズを狙う時、気分だけは、マジでサクラマスアングラーですwww

しかし、シーバスさえ釣れませんwww

サクラマスは多摩川で遊漁対象魚になりえるのか?

それと、漁業権対象魚種の問題の曖昧さもあって、堂々と釣っていいのかどうか、リバーシーバスを狙う時でさえ、ちょっと後ろめたさのようなものを感じながら釣りをしているワケですから、シーバス釣りしていてサクラマスが釣れても、堂々とネットで知らせるのを躊躇う方も出てきますよね。

例えば、多摩川内共第12号漁区の内水面遊漁規則を見てみると、遊魚対象魚種にサクラマスとシーバスは記されておらず、これらの魚種の増殖事業はしてはいないと思うのですが、この辺の解釈がハッキリすれば、気持ちよく釣りができると思います。(もっと上流の漁協のヤマメの放流がサクラマスの出どころと考えればそれが魚の増殖事業だと言えなくもないですが、中流部の漁協でではありません。)

今の所、遊魚対象魚種以外の釣りでも、河川環境保全の協力の意味で、遊魚券(あゆ、こい、ふな、うぐい、おいかわ、うなぎ)を買うのがいちばん誠実なのかなと思います。(マブナ釣りも出来ますし)

銀毛ヤマメの放流などしてくれたら、なおスッキリします。

多摩川に遡上したサクラマスはどうしている?

サクラマスは3月から5月頃に川に戻ってきて、紅葉の頃にヤマメのいる辺りの上流で産卵します。

この秋の産卵期までの間、サクラマスはどこにいるのか?サクラマスの有名河川では、なんとなく居場所が想像出来るかもしれません。

しかし、この期間、多摩川のサクラマスはどこにいるのでしょう。

ヤマメ、サクラマスの生活可能な最高水温が23度とするなら、多摩川の夏の水温を考えれば、二子玉川辺りの中流域で生活出来るのは、梅雨明け辺りまでと想像します。

水温23度を真夏でも上回らないのは、多摩川ではどの辺りになるのでしょうね。

目安としては、夏ヤマメが釣れるエリアのいちばん下流部に近いエリアと考えられます。

そう考えると、羽村の堰より上流と考えられます。

夏以降の時期は、羽村堰よりは上流に移動し、来たる産卵期に向けて餌も取らずに身を潜めている。

この妄想はあり得るでしょうか?

この想像が当たっていれば、サクラマスがもっと釣られたり、目撃されたりする気もしますが、どうなんでしょう。

中流部でも、伏流水の沸いているところの川底などは水温の低い場所もあるようです。

そういうところに身を潜めている個体もあるのかもしれません。

サクラマスは多摩川で産卵までたどり着いているのか?

もしも、多摩川に遡上したサクラマスが産卵までしているとしたらどの辺りにでしょう?無事に産卵までたどり着いているのでしょうか?

現在、形の上では魚道が整備されて、小河内ダム下まで魚が遡上できるようにはなっています。

イワナやヤマメは、支流の奥が種沢として禁漁区に指定されていたりするので、そのような場所が産卵場所のように思ってしまいますが、大型化したサクラマスがそのような支流に入っていくシーンを多摩川で私はイメージできません。

奥多摩が禁漁の紅葉の頃、多摩川の本流の脇では、少ないながらもサクラマスの産卵が行われている可能性はありますよね。

今年の秋は紅葉見物がてら、サクラマスの産卵を探しに奥多摩に行ってみようかなと考えております。

奥多摩に帰ってきたサクラマスの産卵に、奥多摩に残ったオスのヤマメが参戦する光景を見れたら感動ものです。

奥多摩フィッシングセンターはサクラマス遡上の妨げにならないのか?

奥多摩の御岳には、奥多摩フィッシングセンターという多摩川の本流を利用した管理釣り場がありますよね。

この奥多摩フィッシングセンターは、魚が逃げないように川の流れを横断するように、岩で幾つもの仕切りを作っています。

管理釣り場に放流された魚はこの仕切りの中で釣られるのを待つワケですが、下流から産卵の為に遡上してきたサクラマスやネイティヴ化して産卵準備の出来たヤマメは、この管理釣り場の幾つもも仕切りを、ジャンプして越えるか、隙間を見つけて通り抜けて行かなければならないということになります。

サクラマスが増えない原因が、案外こんなところにあるのかもしれません。

奥多摩漁協さんは、管釣りをワザとあのような形にして、サクラマスの通過をチェック出来るようにしているとか?

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