砂押川のナマズはまだ、元気に世代を繋いでいるのでしょうか。
東北を襲った大地震の時、砂押川を津波が逆流するシーンが全国的になんどもテレビで流されました。
私が、中学の時、ルアーで初めてナマズを釣った、あの砂押川。
初めてナマズを釣ったのは多賀城市の砂押川です。
最初の1尾まで2年ほどかかってしまいました。ライギョ釣りの方に心が傾いていたのです。
ナマズ釣りは、友達と曇り空の日を狙って、短パンウェーディングしてまで頑張ったのですが結果を得られなかったのです。周りの釣り仲間はライギョのあの「バフッ感」の魅力に負けた?のか、ナマズ釣りには熱心ではありませんでした。
ガキの頃からへそ曲がりだった私は、ナマズのお顔を拝みたくてしょうがなかった。『ルアー釣り入門』という本で『ホッテントット』という黄色いルアーを咥えたナマズの写真が印象に残っていたのです。
夏の終わりの夜明け前、ママチャリで1人で出かけます。釣り好きのあなたに聞きますが、以外と1人で釣りに行くの好きでしょ?
安物の名もないスプーンを、川幅10mもない向こう岸にキャスト。2、3度投げ返すとなんとあっけなくフィッシュオン!(懐かしい)
故郷の川で釣ったナマズは結局この時の1尾のみ。
あれから30年近くが過ぎました。砂押川の様子も随分変わりました。治水については詳しくないので何とも言えませんが、子供が間違って川に落ちたら、這い上がれないようなコンクリートの護岸にする必要があるのでしょうか。
下流域の方も昔は水際まで降りられてお年寄りや子供たちがのんびりハゼつりしていたものです。帰省した時に川を見に行くと少しさみしい気もします。私に言う資格はありませんが。
現在の多賀城市の砂押川下流域 水辺に下りる場所が極めて少ない
逆に東京と神奈川の境を流れる多摩川などは、ほんとに川と子供の距離が近いです。川について学ぶイベントも行われているようです。(もしかしたら学校の方針で子供だけで川に行かな事になっているかもしれませんが)
そしてナマズの魚影もなかなか濃いのです。多摩川!へたくそな私でも、さまざまなシュチュエーションでのヒットを経験できます。そしてスピナーベイトからチビチビのグラブまで、いろんなルアーで釣れることがわかりました。
貴重な中流域の釣りターゲット。ナマズ。川とともに大切にしたいですね。