
久しぶりに、夏には薮が胸の高さまで茂って、入っていけなかった多摩川の釣り場に、フナを釣りに行ってきました。
フナ釣りなのにシーバスの話題です。
尺ブナにシーバスが絡んできた!
11月でも薮は枯れておらず、ツタの中に足がズブズブ入ってポイントに着くのに苦労しましたが、11時から4時半くらいまでの間に、
マブナ5尾、ヘラブナ1尾。

いずれも直結30センチの玉網から僅かにはみ出すくらいの『尺ブナ』でした。
飽きないくらいのタイミングで釣れて良型ばかりの楽しい釣りでした。(流れがあるのでドボン手掛けです。)
3尾目の魚が掛かった時のことです。
そのポイントは、この辺りの、(二子玉川上下流)瀬ばかりの流れの中では珍しい、1.8mくらいの深さのある流れが澱むところです。
水深のせいか、掛かった魚が凄く引きます。
ドボン仕掛けを道糸の先にスナップで延長しているので、竿が大きく曲がってグイグイと魚に抵抗されると、なかなか手前に寄ってきません!
尺ブナがなんとか手前に寄ってきましたが、元気元気!
足元で、右に行ったり左に行ったりして抵抗します。
すると足元で左右に抵抗する尺ブナの後ろにフナとは違うシルエットと側線が見えました!
シーバスがフナの後ろに現れて、抵抗して暴れながら右に左に泳ぐフナと、歩調をあわせるかのように一緒になってクネクネと泳いでいるのが見えました。
なんじゃ?!
まるで、尺ブナに絡んでいるようにも見えました。
50〜60cmのシーバスです。
※ちなみにこの日は11月3日文化の日。まだシーバスは丸子の堰(調布取水堰)より上流にも残っていることが確認できました。)
シーバスはすぐ見えなくなり、無事にマブナを取り込んだのですが、そのシーバスの行動に驚きました。
あなたはどう思いますか?
尺ブナを喰いにきた?
釣れたフナは30センチの玉網の直径からはみ出していて、ヘラほどではないにしても体高もけっこうあります。
ビックベイトのルアーよりもずっとデカい。
いくらなんでも、あれを喰いにきたとは考えにくいのですが。
シーバスの口がいくらデカいといえ口に入るサイズじゃありません。
あれを飲み込めるとしたらシーバスに対する認識を変えなければいけませんね。
尺ブナがベイトにアタックしたと勘違いして横取りしようとついてきた?
マブナは、マイクロスプーンで釣れたりもしますが、基本的にはフィッシュイーターではないですよね。(鯉は小魚も喰うか)
しかし、もしかしたら、針がかりして水面近くで踊り狂っている尺ブナを見たシーバスが、
フナがベイトをチェイスして追い込んでいるように見えたのかもしれない。
それで、「俺も俺も!」と尺ブナの尻を追いかけてきて「どこだどこだ?!」と体をギラつかせた。
私は、この線だと思うのですが。
シーバスは、他の魚が突如として変な動きをすると反応するDNAを持っている?
対象の魚の大きさに関係なく、他の魚が突如として変な動きをすると、
シーバスは、勝手に反応してしまうDNAを持っているのかもしれない。
そのDNAによって、弱ってヘンテコな動きをしているベイトなどを捕食する。
飲み込めないサイズの魚に対しても、勝手にDNAが反応して、とりあえずチェイスしてしまうとか。
リアクションバイトと呼ばれているのはこの反応かもしれません。
キャストする前に、足元で8の字書きは有効?
今回の経験で思ったことは、
ポイントについたら、
最初はキャストするのではなく、
静かに静かに岸に寄って、
いきなりジャブジャブとルアーを激しく『8の字書き』させると、
美味しい出来事が起こるかもしれない。
今度シーバス釣りする時、足下が深いポイントについたら、やってみたいと思います。
※バス釣りの場合は、これはダメで岸際にいきなり近づくのはNGでした。
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