あなたには、これだけは必ずウェストバッグの中に入れてあるとか、困った時はとりあえずこれをキャストする。
と言ったフェイバレットルアーやお決まりのリグってありますか?
私の場合、それは、
「エコギアグラスミノーのグローカラーのジグヘッドリグ」
ということになります。
ずいぶんと古臭い組み合わせだなと思われるかもしれませんね。
そうです。わたしはオヤジです。
でも、自分が夢中で釣りをして
いた時に活躍してくれたこのエコギアグラスミノーのジグヘッドリグ、令和元年の現在でも、立派に活躍してくれます。
エコギアグラスミノーって小魚?それともバチ?
「ミノー」って鯉科の小魚という意味だったと思いますが、エコギアグラスミノーって小魚には見えませんよね。
あの「目」の形が、そして頭の平べったいところが、どちらかと言えば「魚」というよりは…?
なんでしょう?
トカゲ?サンショウウオ?それとも、ボディーの形状はバチにも見えなくはない。
不思議な空想の水棲生物といった感じです。
これが、まさにルアーです。
魚を幻惑するエッセンスだけを抽出して集めたデザイン。
これって、田辺哲男さんのデザインですよね。
エコギアグラスミノーのジグヘッドばかりキャストしていた20年前
20年ほど前。
私がいちばん釣りに夢中の頃でした。
毎週末は、原付で東京湾奥をランガンするか、電車で遠出して、伊豆や房総の漁港を真夜中に釣り歩くのが楽しくてしょうがありませんでした。
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ちょうどその頃、時を同じくして(だいたい)ルアーフィッシングの世界に殴り込みをかけてきた「マルキュー」さん。
クラッピーグラブなんかを使っていた私でしたが、エコギアのグロウカラーに惹かれて購入してしまいました。
雑誌の広告もよく出ていましたし、テレビ番組の「釣りロマンを求めて」の中で、田辺哲男プロがよく使っていたので、ミーハーの私は洗脳されたのです。
実際、エコギアグラスミノーのジグヘッドリグは、いちばん結果を出してくれました。
当時の私の切り札は、
- 漁港での横の釣り
エコギアグラスミノー - 漁港のヘチの根魚
スラッゴーの超ショートスプリットショットリグ - 回遊魚狙いの遠投(バスロッドで)
ホプキンス
てな感じでした。
ハードルアーも使いましたが、実績が信頼となっていくと、シーバスもメバルも同じ感覚で狙えるエコギアグラスミノーのジグヘッドリグを最終的には結んでいました。
横引きだけでなく、リフト&フォールでも活躍してくれました。
まぐれか分かりませんが、宮城の七ヶ浜漁港で、エコギアグラスミノーのジグヘッドでリフト&フォールをしていたら、カンパチの子供が釣れたこともありました。
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エコギアグラスミノーはジグヘッドをキレイに刺さないほうがいい?
私はワームにフックを刺すのが下手です。
しかし、エコギアグラスミノーをジグヘッドに刺していて感じたことがあります。
それは、フックがちょっとズレて刺してしまったほうが、ボディーのバランスが崩れてローリングしてくれるということです。
綺麗に真っ直ぐに刺しすぎると、バランスが良すぎて、テールのピロピロだけがアクションの頼りの綱となります。
例え話ですが、有名な、マリリン・モンローの「モンローウォーク」という歩き方は、実はハイヒールの左右のヒールの高さを変えて、バランスをズラす事で、あの歩き方が出来上がったという話をクイズ番組で聞いたことがあります。
ルアーも、ちょっとバランスをずらしたほうが、よいアクションだったり、イレギュラーなアクションをしますよね。
エコギアグラスミノーでも、多少は影響が出ます。
だからと言って、ワザとバランスを悪くフックに差すわけではないのですが…。
令和の初シーバスはエコギアグラスミノーによってゲット!
ここからは、令和元年6月4日の多摩川の中流での釣行記です。
その日の本当の目的は、スモールマウスバスを釣ることでした。
少し前に、ミミズでフナを釣りに近くの多摩川に行ったのですが、フナは全く釣れずに、スモールマウスバスが代わりに釣れてきたのです。
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じゃあ、居ることは分かったのだからと、今回はネコリグか何かで、長時間ネチネチと一ヶ所で粘ったらスモールちゃんが釣れるのではないかと思ったのです。
早速、現場に到着してネコリグ風のリグをセットしていざキャスト!するその前に、偏光グラスで川面を見てみると…。
川のえぐれた部分の淀みの、本流筋の流れとは逆に水が回っている部分に白っぽい魚影が!!
シーバスでした。
鱸も、6月だと、もう丸子の堰を超えてここまで上がって来ているんだなあと、改めて感慨深い気持ちになりました。
しかし、今回はスモールマウスバス狙いなのだ!と心に決めてネコリグ風?リグを揺らしてみたのですが、いっこうにアタリもありません。
ボイルを見て抵抗できず、シーバス狙いに変更!
今日はスモールマウスバス狙いだと決めていたのですが、さっきシーバスが見えた少し先にボイルが起きました!
たぶんスモールマウスバスではなくシーバスのボイルです。
小魚がパッと逃げたような水跡が水面にできました。
これは抵抗できねえ!
ウェストポーチの中にはろくなルアーが入っていない。
でもこれだけはいつも入れているんです。
エコギアグラスミノーのグロウカラー。
ジグヘッドに刺して、ボイルのあった辺りにキャスト。
その時は反応はありませんでしたが、その後、もう一度ボイルがあった時に、すかさずキャストして早引きしてみると!
来てくれました!
令和1尾目のシーバスちゃんです。
サイズは小さいですが、釣れてくれただけでありがとうが言いたい。
魚体がずいぶん黒ずんでいます。
このサイズで、ここまで黒ずんでいるシーバスは見たことがありません。
中流に上ってきてけっこう時間が経っているようです。
バーベキュー場の下流で、水は汚いですし…。
エコギアグラスミノーのジグヘッドリグにも欠点はあったが!
同じエコギアグラスミノーのジグヘッドを付けたまま、遠投して広く探ってみました。
しかし、多摩川中流、めちゃくちゃ水深が浅い。
ミディアムリトリーブでもボトムをゴトゴトと叩いてしまいます。
超浅の流れでジグヘッドリグをスイミングさせるのは難しい。
ジグヘッドのウェイトを軽くすれば飛距離が出ないし…。
結局、ロッドを立てて早巻きで対処します。付け焼き刃です。
しかししかし!
超シャローでの早引きでも、嬉しいお客様が来てくれました!
こちらも令和元年最初のナマズちゃん。
ルアーはもちろん!
20年あまりの信頼のリグ
エコギアグラスミノー グロウカラー ジグヘッドリグ。