ソルトライトゲームで電車釣行、外房漁港巡り

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これはヒラセイゴ?違うか。

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外房の漁港を真夜中に1人で徒歩で釣り歩く

私の暮らしている場所からは、海辺へ向かうと工場地帯や貿易港、公園化した海辺などはありますが、地域柄、天然の磯や漁港はありません。

やっぱり釣りは自然の中ですると、癒やしの度合いも違いますよね。

とは言っても、当の魚達は人工的に作られた物体が好きだとう、辻褄の合わない感覚はありますが…。

SALT&STREAM(ソルト&ストリーム)を読むと、漁港で釣りがしたくなる。

もう長い間、釣り雑誌というものに目を通していないのですが、90年代中期は、雑誌『SALT&STREAM』と『ルアーフィッシング情報』を購読しておりました。

『ソルスト』のイラストページには、“漁港の攻め方”みたいな記事がよく載っていて、「行ってみたい心」「釣ってみたい心」を揺さぶるのでした。(イラストで右脳に訴えられると弱いですね、ソルスト、休刊されるそうですね、初期の頃は毎月楽しみにしてしていました。お疲れさまでした)

東京湾奥や多摩川でのルアー釣りでは、対象魚は、ある程度、限られ来ます。

『ソルスト』には川崎港辺りででの、メバル、カサゴ、アイナメの記事も載っていましたが、同じポイントに行ってチャレンジしても、未熟者の私には釣果をあげることができませんでした。うぐぐぅっw

漁港でのルアーフィッシングの記事を読むとと、メバルやらカマスやらムツやら青物の子供まで、いろんな対象魚がいて、ほんとに興味をそそられるのでした。

それは、長時間の電車釣行でも出掛けてみたくなるほど魅力的に感じられたのです。そして向かったのは外房の漁港です。

電車の長い乗車時間を逆に楽しむ工夫

私の住んでいる場所から外房までは電車を乗り継いで、2時間と4、50分位。わりと長時間です。

当時はケータイも持っておらず、乗車時間の暇を潰すのは、スポーツ新聞とサッカーマガジンを、ひとつの文字も飛ばさずに読むという方法でした。

これで3時間弱の時間も乗り切ることが出来ました。

星空とポケットラジオ

そして、携帯ラジオ。外房の海辺には数キロ毎に漁港が点在していますが、深夜、暗い中、ひとつの漁港を釣り終わって、次の漁港へ1人テクテクと歩いている時に、このケータイラジオを聴くのが、とても楽しいのです。(ネクラか!)

外房の夜の海岸沿いですから、遮る物もなくAMの電波がガンガン入ってきて、普段聞けない、関西のラジオ番組がクリアに入ってきます。

鶴瓶兄さんやら、さんまさんやら…。

ラジオを聴いて、都心では見られないような星空を眺めながら歩いているとそれも異空間で楽しいものでした。

現在は音楽プレーヤーやスマホがありますよね。

まさに隔世の感があります。今はMAPもスマホで足ります。

その頃は頼りはキヨスクで買ったポケット地図だけ。

ちょっとした手探り感、それが逆に楽しかったのです。

上総一ノ宮駅、大原駅、御宿駅、勝浦駅、千倉駅、駅からひたすら海へ向かって歩く(千倉から南は電車が通っていないのである程度釣り歩いたら引き返して来ないといけません)。

心の中では大爆釣の予感だけが巡ります。

常夜灯はベイトも人も集める。

漁港に着くと、まずはやっぱり常夜灯の明かりに寄せられていきます。

常夜灯は集魚効果とともに、ルアーマンも寄せる効果があります。

水面を見ると照明に照らされた中をベイトの影が横切ります。

俄然気持ちが高ぶるのですが、そこにソフトルアーのジグヘッドリグを通しても私には結果が出せませんでした。

しかし、この何度かの外房線遠征では、収穫もありました。

それまで、偶発的な単発のヒットでしか釣ったことのなかったメバルを、勝浦港の端の裏側のテトラ帯で、初めて「数釣り」というものを体験出来たのです。

やっぱり、自分は今まで魚のいない所で釣りをしていたんだなぁと。(現在、勝浦港は午前4時〜午後4時まで釣りが禁止だそうです)

まだまだある。外房線電車釣行の楽しさ

夜が明けて、適当に任せて海辺を歩いてると、何十分も全く海辺に出られない時があります。

内陸部に入ってしまって往生していると、海辺と逆方向に野池があったりします。

「千葉の野池」…。

疲れ切った両足に未知のエネルギーが蘇り始めます。

もしやブラックバス‼︎ 〜〜結果はでず…足の疲労感倍増。

外房を一晩釣り歩いた後、再び電車を乗り継いで利根川でブラックバスを釣って、帰りは大爆睡して帰る。という若さゆえの無謀な事もしてました。

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千倉港のヘチでアナハゼ

相対的に見て、結果的にはそれ程の釣果をあげる事が出来なかった外房漁港巡りでしたが、釣ったことのある魚種を増やすことは出来ました。アナハゼ、そしてドンコです。

これは驚いた。

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1996年12月28日御宿漁港にてドンコ

写真のセイゴ、これ、千倉の先の小さな漁港(真ん中に小さな橋が架かっている)で釣れたのですが、なんだかヒラセイゴっぽくないですか?

え、違う?

いや、これはヒラセイゴだ!

そういう事にしましょう。(ルアーはすべてエコギアのグローカラーです。

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