フライタックルにチンチン釣り仕掛けを結んで鮎を釣るのだ!

令和元年の鮎釣りシーズンが始まりました。

私は今年も亜流の鮎釣りをするために、多摩川の全魚種遊漁券を購入しました。

「亜流の鮎釣り」とは、

  • バスタックル、シーバスタックル、渓流竿を使った、オトリルアーでの鮎釣り
  • フライタックルを使った鮎釣り。

など、

鮎釣りの道具を使わず(買う余裕がない)に、鮎を釣るチャレンジ。

実は去年(2018年)は、大量の鮎遡上だったにもかかわらず、そんな亜流の釣り方では、1尾の鮎も釣ることなく終わってしまいました。

しかし、今年は去年の雪辱で、必ずや…

そして今年の亜流鮎釣り第一弾は、

フライタックル+チンチン釣り仕掛け

という、これまた変則スタイルで挑戦です。

スポンサーリンク

フライタックルに鮎毛針(チンチン釣り)仕掛け

昨年(2018年)の6月に、渓流竿による市販のチンチン釣り仕掛けを使った鮎釣りに挑戦してみたのですが、結局、オイカワらしき魚しか釣ることができませんでした。

フライタックルを使って鮎を釣る前に、日本の鮎は日本で考えた釣り方で、まずは確実に釣って、雰囲気をつかむつもりでした。

しかし、釣れませんでした。

なので?、今年は最初からフライフィッシングのスタイルでチャレンジです。

チンチン釣り仕掛けをティペットに繋ぐ

フライタックルで鮎を狙うにあたって考えた事は、

ティペットの先にフライひとつでは効率が悪いのではないか?

ということでした。

そこでは、ウェットフライでよくやる「ドロッパースタイル」をやろうと考えました。(チェコニンフ的な枝バリを付けるやつです)

自分で巻いたミッジを付けてもいいのですが、枝すのついたシステムを組むのはえらく手間がかかるので、去年から考えていた、

『ティペットの先にチンチン釣り仕掛けを繋ぐシステム』

これを試したかったのです!

チンチンフライシステムのメリット

チンチンフライシステムのメリットは、

  • フライタックルなので、延べ竿よりは遠投できる
  • フライが4つ付いているので魚が喰いやすいかも?

状況によって、カミツブをフライの前に付けたり、いちばん後ろに付けたり、場合によってはインジケーターを付けて「ルースニング」も可能。

チンチンフライシステムのデメリット

小さな日本式鮎毛ばりは、「返し」がありません。

  • 遠投した状態で、返しのない極小の毛ばりに鮎が掛かっても、フライラインをたぐっている途中で、絶対に魚が外れてしまう気がする。(延べ竿のように垂直に仕掛けを上げられない。)
  • みゃく釣りのように、小さなあたりが手元に伝わらないので、「煮干しサイズ」のアユが掛かったとして、気づくことができるのか?

とまあ、問題点のあるシステムですが、この仕掛けで、鮎が毛ばりに掛かるところまでを体験できれば、とりあえず目標達成ということにします。

2019年6月18日、多摩川でキャストしてみた

4番タックル、フローティングラインのシステムにチンチン釣り仕掛けを繋いでいざ!

休日の6月18日、二子橋の下流でキャストしてみたが、アタリなし。

アタリはフライラインの先のちょっとした変化を見る、いわゆる「管釣りスタイル」です。

フライより前にカミツブを付けたり、いちばん下に付けたオレンジパートリッジのちょっと上にカミツブをつけたりしてる、沈ませる工夫もしてみましたが、反応はありませんでした。

上流の新二子橋の下の緩い流れに移動。

ここには、けっこう小鮎が群れています。

しかし、ニボシくらいの大きさです。

小さいほうが、まだ水生昆虫を喰っている確率が高いはずなのだが、群れの中に仕掛けを振り込んでも、まったく反応がありませんでした。

オイカワすらかからない。

しかし、なんでしょう。

今年は釣れる気がしてならないのです。

ネットサーフィンしていると、けっこうイージーにフライで鮎が釣れたりしている情報が目につきます。

多摩川でもフライで鮎を釣っている方も動画で拝見しました。

池田健吾さんの番組でも多摩川で毛ばりの流し釣りをやっていたらしいし。

今年は、気長にやってみます。

ポイントの選定が重要そうです。

帰る途中平瀬川にかかる橋の上から真下の淀みを見ると、5、6匹の鯉の中に60cmくらいのシーバスが1尾だけ混じっていました。

関連記事
多摩川のシーバスは調布取水堰より上流で釣れると感動指数up!

6月21夕まずめの30分だけチャレンジしてみた

帰りの電車が多摩川を渡る。まだ明るいな!

これなら30分くらい釣りができるかも!狙え毛鉤で鮎!

歩いていちばん近い河原で同じ仕掛けをキャストしてみました。

釣れたぜ!

多摩川のオイカワ

この日はオイカワ2尾。鮎は釣れませんね。

鮎釣りのマズメって釣れるのでしょうか?

6月25日、前日は雨、やや増水の多摩川

6月25日は休日だったので、鮎に会いに行ったのですが…

釣れたのは、

ウグイの幼魚の幼魚。あとはオイカワ3尾が取り込む寸前に針から外れました。

チンチン釣り仕掛けから鮎毛鉤が一本外れて、鮎毛鉤2本といちばん下のフェザントテール。

それにインジケーターを付けてルースニングをしてみた結果です。今日も鮎は釣れず。

二子玉付近は鮎が居ない気がしてきました。

苔を食んでいるのはイナっ子の小さいやつだろうか?

家を出る前、ユーチユーブで、多摩川でチンチン釣りで鮎を釣っている方の動画を拝見したので、私もと思ったのですが…。

シンキングラインを使ってみた

6月26日、18時に帰宅できたので、1時間だけ川へ行ってみました。

この日はシンキングラインを使ってみました。

もう10年以上前に作った、シンキングラインに、シンキングリーダーを短く切ってつないだ変則システムです。

どこかの川でウェットのスイングをやろうと考えて作ったシステムを流用です。

しか〜し、現場では、バックが取れずリーチキャストを繰り返していたら、チンチン釣り仕掛けがライントラブルがばっかりで、時間の1/3を、絡まったラインをほどく作業にとられてしまいました。イライライラ。

一度、ティペットを切って結び直した後再びキャスト!

しばらく薄暗い中、ラインを揺すっていました。

ラインをたぐってみると、フライが3本ついたティペット部分が無くなっていました。(泣)

  • またチンチン釣り仕掛けごと買うか?
  • 鮎毛針だけ買うか?
  • 自分で似たようなフライを巻くか?

今日は気持ちがダウンしました。

しかし、シンキングラインでチャレンジは次回もやってみたいと思います。

7月2日、自作の鮎毛鉤もどきのフライでチンチン釣りシステムを組んでチャレンジ

7月2日は、仕事休でしたので、チンチン釣りフライフィッシングにチャレンジ!

と思ったのですが、先日の釣行でチンチン釣り仕掛けがティペットから切れてなくなっていたのを思い出しました。

およそ、10年ぶりくらいに自分でフライを巻きました。

鮎毛鉤のような自作フライ

自作の鮎毛鉤もどき。金の玉が家になかった。

もう、巻き方も忘れかけています。今では老眼鏡がないとフライがタイイングできなくなった私ですが、へたくそな「鮎毛鉤もどきフライ」を三つ巻いて、また、性懲りも無く、2つのフライをドロッパーにして「チンチン釣り風仕掛け」を組みました。

フックがバーブレスしかなかった。まあいいか。

前日は、雨が降りましたが、それほどの増水ではありませんでした。

田園都市線の乗客から見られる、ちょっと恥ずかしいポイントでやってみました。

で、結果は?

多摩川のウグイの幼魚

13時スタート、5cmほどのウグイの幼魚(マルタ?)が3尾のみ、オイカワも釣れません。

鮎なんているのか?って感じです。

それとも、私のフライは雑食性のウグイは騙せても、鮎とオイカワは騙せなかったということか?!

やっぱり、やってる場所なのかなぁ。

9月月23日、諦めモード

9月23日、今年は多摩川の鮎が少ないとの情報が入っていますが、2年前のこの時期に、初めて鮎のオトリルアーでの友釣りで1尾を手にすることができたその時期になったので、もういくらなんでも鮎いるだろうと思い多摩川覗いてきました。

苔を食んでいる鮎はいるが、やはり釣れない。

さすがに時期が時期だけに、鮎はいました。

この間まで苔を食っているのはイナっ子だけだった。

ヨシ!

しかし、けっこういる鮎をフライで釣るためにやってきたのに、鮎の数を見て変な発想が浮かんできました。

ティペットを短く切ってその先にオトリルアーを結んでしまった!

フライロッドとフライリールでの友釣り(鮎ルアー)!!!

結果は釣れませんでした。

キャストできない…

手前に放り投げて、フライラインを出していきました。

しかし、釣れないのはこのシステムのせいではないと思いました。

多摩川下流域の鮎の特性だと思います。

もし、大きな鮎が掛かってフライリールでやりとりしたら、楽しいだろうなぁ。

(追記)10月2日、苔を食んでる鮎だと思っていたのはイナっ子の群れでした。2019年二子橋上・下流、鮎が全然いない!

鮎フライに戻るもギブアップ

結局、フライロッドで友釣りは諦め、フライロッドでフライで鮎釣りに戻りました。

もうチンチン釣り仕掛けはなくなってしまった。

渋谷の上州屋は1店舗しかなくなり、しかも鮎釣りの道具は扱わなくなった。

サンスイには初心者向けチンチン釣り仕掛けが見当たらなかった。知らなかったのだが、駒澤大学前駅ちかくの『ポイント』は、とうの昔に閉店していた。

なので、自作の鮎フライを2つ結んで挑むしかないのでした。

しかし、釣れるのはウグイとオイカワばかり。

釣り期終盤に鮎狙いで毛鉤はダメなのか?

その内に、下手なキャストでテーリングが起こり、フライラインがぐちゃぐちゃになってしまいました。

4番ロッドに5番のインターミディエイトの先に30センチのシンキングリーダーというなれないシステムも無理過ぎた。

ラインをほどくことが出来ず、この日の「フライフィッシングでの鮎狙い」フォール負けに終わりました。

悔しくて悲しくて…でも楽しくて!

※この記事は釣れるまで、書きかけ記事ですwww

(2019年シーズン、フライで鮎は釣ることができませんでした。)

関連記事

チンチン釣りじゃ釣れないのか?6月の多摩川下流域の鮎

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ともやなぎ より:

    2017年にもコメントさせていただいた者です。
    久しぶりに記事拝見させていただきました。
    2018年は厳しかったようですね。
    私もルアーでの友釣りにハマっております。
    Fimoで、「ともやなぎ」で検索していただけるとすぐ出てくると思います。
    見ていただけると嬉しいです。

    亜流友釣りは、なかなか情報もなく難しいですよね。
    その試行錯誤が面白いのですが。
    今回はフライでチャレンジされておりますが、鮎が虫を口にする理由は諸説ありますね。
    私は大水など出た際に餓死を防ぐために、虫を食べるのだと思っています。

    なので餌釣りなども濁りの入った日の方がよく釣れます。
    餌釣りといても、コマセは使いますが、白ビーズのついた針を使います。
    おそらくフライで釣るにも濁りがあった方が良いのでは?と思いました。
    (地域差もあるでしょうが)

    今の時期はルアーでしょうね。
    東京に地理感覚ないのですが、グーグルマップで航空写真見てみました。
    二ヶ領宿河原堰の下流のザーとなった瀬がいいのでは?と思いますが、立ち入りで着ないのでしょうか?
    ルアーで掛けるなら、縄張り意識の強い鮎がいるポイントでないとなりませんので、瀬がいいですよ。

    あと17年に釣った鮎に黄斑が無かったと書かれてましたが、縄張り意識=黄斑は関係ありません。たしかどこかの大学教授がレポートを出していたはず・・・。
    黄斑の濃さは食べる苔の種類(ケイ藻、ラン藻?だっけ?)で決まります。
    主に鉄分や亜鉛といったミネラル分が多いと、あの黄色マークが出るとのことです。
    私の経験側で学術的裏付けはないですが、温泉が混入している河川の鮎は黄色がさらに濃くなって、オレンジに近いですよ。
    あと昨今の養殖鮎は餌の改良で、養殖でも黄斑が出せるらしいですよ!