1979年はイトヒキアジが宮城県近海にも回遊していました。

イトヒキアジを東京湾で見たことはありません。

しかし、東北地方の海では、時々見られるようです。

中学生の時の文化祭の思い出です。

スポンサーリンク

1979年、イトヒキアジを宮城県の仙台新港で見た。

1979年当時、私は学校の授業のひとつに組み込まれた週一回のクラブ活動で、「科学クラブ」に入っていたのですが、私のグループでは文化祭での展示のために、魚のホルマリン漬け標本を作ろうという事になりました。

その時に1学年上の先輩が持って来たのが「イトヒキアジ」でした。宮城県の仙台の南防波堤で釣ったらしかった。

幼魚は背ビレと腹ビレ?の先から長い糸のようなモノが伸びています。成魚は1m程になり、ギンガメアジなどのヒラアジに似た体型になります。

同じ頃、自分も仙台新港で釣りをしていた時、水面近くを2、3尾で回遊しているのを目撃していたのですが、それがイトヒキアジだという事をその時知りました。

全世界の熱帯・亜熱帯海域に広く分布し、幼魚は温帯域にも出現する。日本近海では、日本海側は佐渡島、太平洋側は茨城県まで見られる。イトヒキアジ – Wikipedia

という事で茨城県まで見られるということは、(黒潮)暖流に乗って日本近海に現れるのでしょう。

なんで、あの年、宮城県の仙台新港にイトヒキアジが回遊していたのか、インターネットがある現在、ちょっと調べてみたら、関係ありそうな情報発見‼︎

かって、1979年秋に、短期間ではあるが、黒潮が三陸沖にまで北上したことがあり、その一方で、1997年春には、房総半島のはるか南の33N付近まで南下した。親潮も大きく変動し、1984年春には、北海道から房総半島に至る東北の沿岸・近海が寒冷な親潮水に覆われた。これまでの研究により、混合域には、暖水塊の形成・移動等による1ヶ月程度の短期的な変動の他、数年から数10年の顕著な長期的な海洋変動が存在すること、また、混合域は特にエルニーニョ等、熱帯域の大気・海洋変動の影響が非常に大きく現れる海域であること等が分かってきた。 混合域海洋環境部の研究の方向

そうです‼︎ 1979年には黒潮が三陸沖まで北上していたのです。36年振りに謎が解けました。

って「宮城県 イトヒキアジ」でググってみると、イトヒキアジの幼魚は宮城県などでも見られるとの記事が…。

んん〜、たぶんそれらのイトヒキアジは、黒潮が通常よりも北上した年に見られたのでしょう。

そういう事にしましょう。

関連記事
●イナダが東京湾奥浮島釣り公園で釣れた思い出

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする