鮎の友釣りを置きザオとオトリルアーで多摩川でやってみた

禁漁まで12日と迫った2017年10月4日、前週に15回目の鮎ルアーチャレンジでやっと1尾を釣った勢いに乗って、またまた鮎ルアーでの友釣りにチャレンジすべく多摩川へと行ってきました。今回は陸っぱりでの友釣りです。

関連記事
おとりルアーで鮎が初めて釣れた時の状況を忘れないための記録

スポンサーリンク

今回は、シーバスロッドではなく、渓流竿を使用

前回、鮎のオトリルアー友釣りで初めての1尾を釣ったポイントは岸から1m程の流れでした。

そんなことから私の頭の中には

「ウェーディングしなくても陸っぱりでやれるんじゃないか?」

と、約一週間、仕事中に不謹慎にも、そんなアイディアが頭の中を時々よぎっていたのです。

正午過ぎ、目当てのポイントにはすでにパン餌の鯉釣りのおじさんが…。

しかたなく、薮コキして少し下流へ移動。

前回、シーバスロッドで友釣りをしたのと同じ、

フローティングミノーのショートツネキチリグのスタイルを5.3mの渓流竿でやってみました。

群鮎にルアーを近づけると散ってしまうワケは?

沖側にルアーを放った後に、ウェットフライのスイングのように、ラインを張りながら、時々止めたり引いたりしながら、扇型にゆっくりと岸際までルアーを移動させます。

そこで、ルアーを底付近でしばらくの間、泳がせます。

釣れんな、と感じたら、竿でルアーをゆっくり引っ張ったり、ロッドを縮めたりして、たまに長めにステイさせながら上流(自分の近く)まで戻します。

鮎は沢山います。岸際の水面下のスロープ状に敷かれたコンクリートブロックでも群鮎が苔を食んでいます。

その先の、いささか小さめの石が敷き詰められた水底でも鮎が各所で魚体をくねらせています。

しかし釣れません。

岸際の群鮎の中にルアーを入れていくと、群鮎はやはりいつものように散って行きます。分かってはいるものの何回もやってしまいす。中には勝気な鮎が一匹ぐらいいるんじゃないかと思って…。

ここで、あることが頭をよぎりました。↓

鮎は、人間が見えていて、ちゃんと意識しているんじゃないか?

鮎だって、川鵜やシーバスや人間など、他の動物から身を守るための「逃げ」のDNAが、ちゃんとそなわっているはずだ。

前回はじめて釣れたシチュエーションは濁った水で、ヒットポイントの距離は13mくらいでした。

今回は、晴天で5.3mの竿に同じ長さの道糸。下流に真っすぐ竿を向けても10.5mほどの距離にしかならない。水質はクリアで底まで見えます。

これでは、もしかしたら鮎からは人間が岸際に立っていることを認識していて警戒心が解けていないんじゃないか?

昔、多摩川でバス釣りをしていた時のことを思い出しました。

関連記事
オカッパリは岸際に立ってはいけない事を改めて痛感した多摩川

置き竿にして、岩に隠れてみると!

そう、バス釣りに熱心だったころ多摩川の見えバス釣りで覚えた技、

「岸際には立たずに、魚を見つけたら気づかれないように隠れて狙え!」

を思い出したのです。

この時点で16時45分を過ぎました。

岸際にやや大きめの岩のあるポイントがあったので、この岩の脇でルアーが泳ぐように、渓流竿を置きザオにして、自分は後ろに下がって頭だけ出して見守りました。

すると、群鮎が戻ってきました。ルアーの側で苔を食んでいます。

渓流ザオの穂先は柔らかいので、岩で変わる水流で、けっこう広範囲にルアーが移動しながら泳ぎます。置きザオとは思えない動きです。

薄暗さの効果か?

護岸の岩の後ろまで下がって、気配を消して頭だけを出して、泳ぐルアーをずっと観察していました。

鮎はルアーの側に沢山います。いつ掛かってもおかしくないように見えますが、偶然掛かる鮎もいないしアタックしてくる鮎もいません。

ずーっと観察していると、ルアーからは離れたところで、たまに1匹の鮎がもう1匹の鮎に追われるようにして2匹でびゅーっと走るのが見えました。

そんなことを何回か見たような。そしてその鮎たちは、群鮎たちより大きく見えました。

もしかしたら、縄張り鮎とサイズを合わせたら、大きいのがアタックしてくんじゃないのか?

と、思い、10cmのフローティングミノーショートツネキチリグをやめて、

ダイワの速攻友ルアー12cm

に変えました。(少しボリュームアップ)

渓流竿の穂先の柔らかさでルアーがゆ〜らゆ〜らと泳ぎます。

日が少し暮れて、偏光グラスでもルアーの様子が確認しづらくなってきた頃、一瞬、ルアーを見失いました。

イカリ針が道糸に絡んだのかなと思ったのですが、ルアーは泳いでいるはずの位置より上流に動いています。

あれ!?

おおおおお!!! 

掛かってるで!!!

今回も前回に続き手でキャッチ。今回は漁協ルールによるキープ可能サイズ!

後で測ったところ、今回の鮎は20cm

このサイズなら、もしかして、縄張り鮎サイズではなかろうか!(希望的観測)

薄暗さで、ルアーらしさが消えたのが要因かもしれません。

たぶん、来週が最後の鮎釣りになりそうです。

ウェーダーがダメになった今、来週も、この陸っぱり置きザオ友釣り、やってみようかと思っています。

箸、3回でおしまい

家に金網がないので、フライパンで焼いてみましたが…。

だめだなこりゃ。

でも、ありがたく頂きました。お箸3往復で身が無くなりました。20cmでも身が少ない。

砂のような…ジャリジャリ。

この二子玉あたりでコロガシで何匹も釣って帰る人たちはどんな調理をしているのでしょう。

やはり塩焼きでしょうか。

ネットで調べたところ、鮎の塩焼きは内臓を取らないで焼くらしいのですが、ここは多摩川中流。

私は、内臓を取りました。魚の口から割り箸を2本エラの外側から差して回転させて引き抜くという方法です。

しかし、取りきれなかったようで、食べた後、ジャリジャリとした食感が残りました。なんだこれは?苔か?土か?砂か?

来年は、鮎料理も研究することにします。

今年、2尾目の鮎です。僕にも釣れた!ルアーでの友釣り。

関連記事
鮎ルアーかフライで多摩川の鮎の最初の1尾を釣るまでを記録

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. thth より:

    きれいな大鮎ですね。尻びれの感じからメス鮎でしょうか。

    頭を割るのにコツがありますが、背開きの一夜干しはお勧めです。

    ご家族からNGが出るかもしれませんが、アルミホイルをしわしわにしてオーブントースターで焦がさないように焼いています。

    • ノッポおじさん より:

      ththさん、こんばんわ
      一夜干し、良さそうですね。あと、鮎飯なるものがそそります。
      今回、5時間やって1尾。もしかして、ルアーは水中ウキの役目をしているだけで、実はガン玉にイカリ針だけでも、釣れたんじゃないか?なんて思って、来週行けたらルアーをワザと群鮎から離して観察してみようかと思っています。